州都ビスマルク
ドイツの13の連邦州の話ではない。ドイツにはビスマルク(Bismarck)の名前を州都にしているケースは存在しない。第二次大戦後、敗戦国ドイツからプロイセン色が徹底的に排除されたからそれも致し方ない。
ところが米国ノースダコタ州にビスマルクがある。1889年11月2日、サウスダコタ州とともに州に昇格した。39番目の州。このときビスマルクが州都と決められた。州に昇格する以前はダコタ準州時代から州都になっていた。ダコタ準州の成立は1861年。このときはヤンクトンが州都だったが、1883年にビスマルクが州都となった。鉄血宰相ビスマルクが中央政界に進出したのは1862年だから1861年準州発足時に州都の名前に取り入れられるハズがない。辻褄が合う。
1871年普仏戦争の勝利そしてドイツ帝国成立の立役者ビスマルクの名は米国にも伝わっていた。住民の3分の1がドイツ移民であったノースダコタ州がビスマルクにあやかる命名をしたとしても不思議ではない。ノースダコタ州成立の1889年は初代皇帝ウイルヘルム1世が没したあとだから、いささか微妙。ビスマルクは次のウイルヘルム2世とウマが合わなかったからだ。1890年には解任されているので1889年11月というのはギリギリのタイミングである。
20世紀にはいって独米両国は2度にわたって戦火を交えた。その間この州都が名前を変更していた形跡がない。
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親2さま
ダコタは、今でも相当な田舎らしいです
投稿: アルトのパパ | 2015年3月23日 (月) 14時58分
ルピナス
マメ科、米国テキサス州花
多年草だが園芸用は一年草らしい
どんな土地でも逞しく育つと言う意味から
ラテン語の狼を由来とする説がある
茹でた豆は、ビールのつまみに合うとも
北アメリカではカナダ辺りまで分布している
から、テキサス真北のダコタでも咲いている
かも知れない
花のプレゼントは、人の心を和ませてくれる
日本では、お別れの時に花を贈る事が多いようだが
何れにしようか、あれこれ考えるのも楽しいもの
貰った方も、飾った花の種類を調べたり、愛犬マロン
も一応クンクン匂いを嗅いでみたり
直接お礼を伝えられなかったので、
コメントにて お礼申し上げます
投稿: 親2 | 2015年3月23日 (月) 08時34分