偶然を集める
我がブログ「ブラームスの辞書」は、さながら偶然コレクションの様相を呈している。ブラームスにまつわる大小様々な偶然をコツコツと集めている感じだ。
本当の狙いは必然つまり「ブラームスの癖」の発見にあるのだが、そこまでは能力が及ばない事も多い。だからその前段階としての偶然集めに奔走しているという訳だ。うずたかく積まれた偶然の中から1つでも2つでもブラームスの癖に起因する必然を発見したいのだ。
マイケル・ジョーダンの背番号は、ブルズで23番、代表で9番だが、ブラームスの作品番号ではどちらも「シューマンの主題による変奏曲」になっている。今まででもっとも痛快で、もっともどうでもいい偶然だ。
かつて我が家に初めて電話が引かれた際の番号下4ケタが「1833」であり、ブラームスの生年と一致することも、忘れがたい。
それ以外は上記2つに比べれば偶然度が低いケースばかりだ。
- 交響曲の主音を4つ順に並べるとジュピターのテーマになる。
- シューマンの交響曲だとそれが1音まるまる下がること。
- 間奏曲に「marcato」が出現しないこと。
- 「agitato」は短調に限ること。
- 「sostenuto」はピアノ作品に限ること。
偶然度が低いことは、つまり何らかの必然の結果である可能性が高いということだ。
さてさて、私にとって最大の偶然は、父の誕生日がブラームスの命日になっていることだ。本日はブラームスの没後118年、父の生誕80周年である。
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