公式サイト
意外に厄介。定義が難しい。世の中「公式~」という肩書きを背負った物事が溢れている。認定機関が承認するものなのだろうと思うが、自称を含めその権威にはバラツキがあると感じる。
厄介なことに人は権威に弱い。「公式」という文言が踊ることで有り難みがあると勝手に錯覚してしまうことも起きてくる。たとえばオリンピックが近づくといつも「公式~」が目につくようになる。「公式ロゴ」「公式サプライヤー」「公式飲料」「公式レストラン」などなどだ。組織委員会にお金を払って権利を買っているという意味ではネーミングライツに近いのかもしれない。この場合「公式ではない」商品やサービスとの品質の差は曖昧なのが普通である。
これを認定するのが国やその出先機関ということになるとさらに説得力が強まる。いわゆる「宮内庁御用達」もこの変形だと思われる。
さて世の中「ブラームス公式サイト」なるものは存在するのだろうか。誰があるいはどこが認定するのか非常に難しい。本人が生きていればかなり楽だが、そうも行かない。野球でもサッカーでも球団が運営する公式サイトがあるのが普通だから、ブラームス本人がブログでも開設していれば、それが「公式」と考えていい。本人は最強である。
だからブログ「ブラームスの辞書」がどれだけ記事を積み上げようと、それはけして「公式サイト」ではあり得ない。悔しいがあきらめはつく。仕方がない。
当ブログは「ブラームス」の公式サイトではないが、「ブラームスの辞書」の公式サイトである。おおお。
スペシャルコンサートまであと19日。
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