FAEな人たち
通称「FAEソナタ」は、ヨアヒムを迎えるためのサプライズソナタだ。ヴァイオリンとピアノの二重奏だが、シューマン、ディートリヒ、ブラームスの合作だ。ブラームスの担当は第3楽章スケルツォである。単独で演奏されれば、ざっと5分程度の小品。ブラームスのヴィオリンソナタ全3曲をCD1枚に収めた余白に、ひっそりと収録されているというパターンがほとんど。間違っても「珠玉のヴァイオリン名曲集」の中にクライスラーやチゴイネルワイゼンと並んで収録されることはない。
ブラームスのヴァイオリンソナタのCDをせっせと集めているといつの間にかたまっているという感じだ。以下録音年をキーに我が家のCDの所有状況を列挙する。
- 1983 Jaime Laredo 5:40
- 1987 Heinz Schunk 5:50
- 1990 Barbara Westphal(Va) 5:36
- 1990 Franco Gulli 5:36
- 1997 Andrew Hardy 4:55
- 1997 Isabelle van Keulen 4:56
- 2002 CHristian Tetzlaff 5:02
- 2003 Shlomo MIntz 5:33
- 2005 Michal Kanka(Vc) 5:20
- 2005 Renaud Capucon 5:35
- 2005 Iwao Furusawa 5:41
- 2010 Tomoko Kato 5:32
- 2014 Augstin Dumay 5:32
あまり昔の人は収録していない。このうち4番と6番は、ブラームス担当の第三楽章以外の楽章も収録している。学術上の価値は相当高い。
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