ブラームス神社

  • 道中安全祈願

おみくじ

  • テンプレート改訂しました

独逸日記

  • ドイツ鉄道博物館のおみやげ
    2012年3月28日から4月4日まで、次女の高校オケのドイツ公演を長男と追いかけた珍道中の記録。厳選写真で振り返る。

ビアライゼ

  • Schlenkerla
    自分で買い求めて賞味したビールの写真。ドイツとオーストリアの製品だけを厳選して掲載する。

カテゴリー

« 室内楽の初演 | トップページ | 室内楽の出版 »

2015年5月16日 (土)

初演観察

昨日の記事「室内楽の初演」で、ブラームスの室内楽作品の初演について一括して情報を提示した。気づいた点をいくつか。

  1. 一覧表は初演の日時をキーに列挙したのだが、ほぼ作品番号順になる。作品40のホルン三重奏が、作品番号26と34の間に割って入っているほか、弦楽四重奏の2番が1番に先んじて初演されているに過ぎない。ブラームスは早くから業界における地位が確立していたから、作品が出来るそばから初演されていたということだ。
  2. 同じ日の演奏会で2曲というのは、2回。ピアノ三重奏曲第2番と弦楽五重奏曲第1番、クラリネット五重奏曲とクラリネット三重奏曲。いやはや贅沢。
  3. クラリネットソナタは、1番が1995年1月8日で2番が同月11日で同じ会場同じメンツだ。こちらの小出し感もたまらん気がする。
  4. ブラームス本人の初演への出演は11回。もちろん全てピアノパートだ。1882年のピアノ三重奏曲第2番以降ピアノ入りの室内楽の初演には全て本人出演だ。
  5. ヨアヒムは、全部で4回を数える。不思議なことにヴァイオリンソナタは1曲もない。ベルリンが3回とハノーファーが1回、全てその土地で勤務していたときだ。またブラームスとの協演は一度もない。
  6. クララはたった一度。ピアノ四重奏曲第2番をハンブルクで初演した。もっともクララもヨアヒムもいわゆる私的初演という奴で、手書き楽譜で弾いていたに決まっているから、ここでのカウントは目安でしかない。
  7. 弦楽四重奏曲第2番を初演したヘルメスベルガー四重奏団だが、第一ヴァイオリンを父ヘルメスベルガーが、セカンドを息子が弾いた。親子の協演は唯一ここだけ。
  8. ピアノ三重奏曲第1番の初演ニューヨークは天晴れ。リスト邸で居眠りしたブラームスを目撃したメイスンが第一ヴァイオリンを弾いた。世界初演がアメリカにさらわれた。
  9. ちなみにピアノ三重奏曲第一番の改訂版は1890年1月10日ブダペストだ。
  10. 初演の街は以下の通り。
    1. ベルリン 4回 全部ジンクアカデミー
    2. ボン 1回 ヴァイオリンソナタ第1番
    3. ボストン 1回 弦楽六重奏曲第2番
    4. ブダペスト 2回 ピアノ三重奏曲第3番とヴァイオリンソナタ第3番を2日に分けて
    5. フランクフルト 1回 ピアノ三重奏曲第2番
    6. ハンブルク 1回 ピアノ四重奏曲第1番 クララの関与はここだけ。
    7. ハノーファー 1回 弦楽六重奏曲第1番 
    8. ライプチヒ 2回 ピアノ五重奏曲とチェロソナタ第1番
    9. ニューヨーク 1回 ピアノ三重奏曲第1番
    10. ウィーン 8回さすが。ベーゼンドルファーホールと大小の楽友協会。
    11. チューリヒ 1回ホルン三重奏曲

    « 室内楽の初演 | トップページ | 室内楽の出版 »

    コメント

    コメントを書く

    (ウェブ上には掲載しません)

    トラックバック


    この記事へのトラックバック一覧です: 初演観察:

    « 室内楽の初演 | トップページ | 室内楽の出版 »

    フォト

    ブラームスの辞書写真集

    • Img_0012
      はじめての自費出版作品「ブラームスの辞書」の姿を公開します。 カバーも表紙もブラウン基調にしました。 A5判、上製本、400ページの厚みをご覧ください。
    2020年9月
        1 2 3 4 5
    6 7 8 9 10 11 12
    13 14 15 16 17 18 19
    20 21 22 23 24 25 26
    27 28 29 30      
    無料ブログはココログ