前倒し開幕
オリンピックのサッカー競技において、グループリーグは開会式前に始まるのが通例だ。選手の疲労を考慮した適当な試合間隔に配慮し、なおかつ決勝戦が閉会式までに終わるようにするには、前倒し開幕が必要だということだ。
我がブログで現在進行中のブログ開設10周年記念企画「室内楽ツアー」は、ブラームスの室内楽をその作曲順に次々と取り上げて行くというコンセプトだ。本来ブログ創設10周年の記念日5月30日を祝い、その後キリのいい6月1日に立ち上げる予定だった。
それに加えて重要なのは、記事のタイミングだ。昨日はブラームスの元婚約者アガーテの誕生日だった。彼女は弦楽六重奏曲第2番ト長調との関係がしばしば取り沙汰される女性だということもあって、その誕生日が弦楽六重奏曲第2番の言及期間に収まるよう、記事の配置を工夫した。
弦楽六重奏曲第2番は、ブラームスにとって6番目の室内楽だ。出版はされなかったもののFAEソナタを加えると、6曲が同六重奏曲に先行する。
困った。弦楽六重奏曲第2番に先行する6つの作品への言及を、アガーテの誕生日の前日までに終えなくてはならないのだが、それら6作品の記事が想定以上に増えたために、アガーテの誕生日までに言及が終わらなくなった。
そこで、本来ブログ開設10周年記念日の後のハズだった「室内楽ツアー」を、10周年記念日より繰り上げてスタートさせた。いわば苦肉の策ではあるのだが、この手の記事公開日程のやりくりは、実は楽しみにもなっている。
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