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2015年7月17日 (金)

長い坂道

チェロソナタ第1番ホ短調の第1楽章の40小節目にさしかかると、いつもある錯覚に襲われる。何だか長い坂道の入り口に居るような錯覚だ。2分の2拍子の第1楽章が第1主題を一通り歌い終えた後のことである。

40小節目から2小節間、チェロは2分音符4個を連ねて「F-E-D-F」と歌う。このゆったりとした感じこそが、これから登る長い坂道の前に広がる踊り場に感じられる。58小節目から始まる第2主題に続く登山道だ。19小節かけて音楽がじっくりとせり上がって行く。この19小節自体が魅力溢れる旋律なのだが、おそらく聴き手の脳裏には続く第2主題が鳴っていることは間違いない。旋律の行き着く先に鎮座する第2主題の前触れであること自体が魅力の一部になっているのだ。

その第2主題は、チェロとピアノが名高いカノンを紡ぎ出す。思うに名旋律だ。ブラームスは、この名旋律をあっさり提示しはしない。19小節かけて晴れ舞台を掃き清めて機が熟すのを待つのだ。この19小節間を「第2主題そのもの」とした解説書などありはしないのだが、音楽的には必要不可欠だ。

今日から7番目の室内楽チェロソナタ第1番だ。よい具合にあったまってきた。

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