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2015年7月12日 (日)

ジーク

バロック組曲の終曲に置かれることの多い英国またはアイルランド起原の民俗舞曲。「Gigue」というのはフランス風の綴りで、元は「jik」だったらしい。拍子に特徴がある。分母を8として、分子に3、6、9または12が採用される。速度記号の指示が脱落していることもあるが、大抵は急速なテンポで演奏される。「ジーク」と言えば、書かんでも判るっていうことだと思われる。

バロック組曲といえばバッハだ。無伴奏チェロ組曲、管弦楽組曲など枚挙に暇がない。単なる舞曲の羅列となめてはいけない。サラバンド、アルマンドを代表とする遅め系にクーラントの速め系が程よくブレンドされて最後にジークで締めるという配列は、長い間かけて確立したものだ。

ブラームスにもジークがある。作品番号こそ付けられていないが、イ短調とロ短調のジークがピアノのために書かれている。1855年頃の作曲と推定されている。同じ時期にサラバンドも作曲されている。調はジークと全く同じでイ短調とロ短調である。バロック組曲を代表する緩急2種類の舞曲を同じ調で作曲していたことになる。グルックのガヴォットを編曲したりもしていて、このあたりのバロック組曲に対する関心の現われと見ることが出来る。

このところすっかりバッハの無伴奏チェロ組曲にはまっている。6曲どれもジークで締めくくられるが、ヴィオラでこれを練習していてデジャブーに見舞われた。ブラームスにあったような気がしたのだ。

弦楽六重奏曲第2番のフィナーレがデジャブーの原因だ。8分の9拍子ト長調だ。理由は判らないが、最近これがジークに聞こえて仕方がない。

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