光合成
緑色植物が、光の助けを借りて水と二酸化炭素から有機物を作り出す作用のことと習った覚えがある。光と言っても実はさまざまなスペクトルの集まりだから、植物が光合成をするのはどのスペクトルなのかは、長らく解明されていなかった。
1882年にこれを解明したのがテオドール・ウィルヘルム・エンゲルマンという生化学者だ。彼は緑藻と好気性菌を混合したものに赤と緑の光を照射した。赤を照射した場合だけ好気性菌が緑藻の周りに集まった。つまり赤色光が光合成を誘発しているということだ。理科の時間ではエンゲルマンの実験と呼ばれている。
エンゲルマン教授は、音楽にも興味を持っていた。ベートーヴェンの古いスケッチ帳を所有していて、ブラームスとも親交があった。おそらくオランダ・ユトレヒトの演奏会で知り合ったものと思う。
ブラームスは1876年に弦楽四重奏曲第3番をエンゲルマン教授に献呈している。実験の6年前だ。弦楽四重奏の1番と2番は外科医テオドール・ビルロートに献呈されているから、どうも弦楽四重奏は医学生理学者向けになっている感じである。
親2さま
イベント盛りだくさんの夏休みが終わります。
本日の演奏会で、2学期モードに切り替えです。
投稿: アルトのパパ | 2015年8月29日 (土) 07時02分
随分前ですが、ロシアを訪問した時、ビックリした事があります。ホテルのレストランで足元を数匹の猫が歩いていました。部屋の精算をする会計受付でふと横を見ると、置物ではなく本物の猫がチョコンと座っていました。チャイコフスキーの故郷は、そういうところでした。
日本だったら、新聞の一面を飾る出来事でしょう!
お盆前の次女の博物館コンサートの帰りしな、私は敷地内で猫に会いました。真夏の夕暮れ時、まだかなり陽射しが強いのに、ちゃんと日蔭を知っていて、悠然と微睡んでいました。
猫は、何となく、音楽家を気取れる動物です。
気位が高くて、少しぐらい失敗しても、耳をピンとたてて全然気にしない。明日の美術館コンサートもそんな感じで演じて貰たらな?
そうそう、
美術館の近くみなとの公園には、猫ちゃん達が住んでたはず。
聴きに来てくれないかな?
投稿: 親2 | 2015年8月28日 (金) 18時43分