校歌
学校を象徴する歌。大抵は1つの学校に一つ制定されている。園歌、学歌、塾歌もこの仲間である。学校の立地する地域の風土を盛り込み、生徒たちよかくあれと歌うのが一般的だ。
これをともに歌うことによる生徒たちの帰属意識向上や、やる気を引き出すプラスの効果は見逃せない。高等学校の野球では勝利の儀式に欠かせないツールになっている。
ブラームス作曲の旋律に日本語のテキストをあてはめて校歌を仕立ててしまったら、何か法律的に問題が発生するのだろうか。死後100年経過しているから著作権周辺の問題はおきにくいと思うがどうだろう。
校歌に短調は似合わない。そしておそらく拍子は4拍子か2拍子で、概ねはつらつとしたテンポだ。この3つの条件に照らしてブラームスの作品の中から校歌に使えそうな旋律を探した。
- ピアノ三重奏曲第1番op8第1楽章冒頭 これは意外にはまる。ロ長調という調性が難だが、旋律としては素晴らしいと思う。
- 管弦楽のためのセレナーデ第2番op16第5楽章冒頭
- 弦楽六重奏曲第1番op18第4楽章冒頭
- ピアノ四重奏曲第1番op25第3楽章冒頭 3拍子だということがガマンできればかなりのお勧めだ。
- ピアノ五重奏曲op34第3楽章トリオ 8分の6拍子であることが難点だが、旋律としての説得力は高い。
- ピアノ四重奏曲第3番op60第3楽章 テンポが若干遅い上に甘さが勝ってしまっているのが難点か。
- 交響曲第1番op68第4楽章 いわゆる歓喜の歌。
- 弦楽五重奏曲第1番op88第1楽章冒頭 これもお勧めだ。
- 交響曲第3番op90第2楽章冒頭 ややテンポが緩い上に、気分の高揚が少ないのが難点だが、旋律としてはお勧め。
- チェロソナタ第2番op99第4楽章冒頭。
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