山下り第一走者
記事「前半戦MVP」で弦楽四重奏曲第3番を室内楽前半12曲のMVPだと持ち上げた。それが12番目の室内楽であることも添えておいた。室内楽全24作品のちょうど中間まできたということだ。
間もなく13番目の室内楽「ヴァイオリンソナタ第1番」が始まる。箱根駅伝で申せば、復路山下りの第一走者にエースを起用するようなものだ。私の好みで申せば、ピアノ四重奏曲第3番と双璧をなす。
ブラームス自身は関与しないとはいえ、「雨の歌」と通称される同ソナタはブラームス唯一の標題音楽だ。私の熱狂の原因はそこにはとどまらない。ヴァイオリンとピアノというたった2つの楽器が、30分も使わずに描く世界の奥行きを、私なりに突き詰めてみたい。
今まで1作品あたり10本を要することはなかったが、このソナタには時間をかけたいと思っている。
室内楽ツアー後半まもなくスタート。
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