クララの評価
「ピアノとヴァイオリンのための二重奏ソナタ」つまり「ヴァイオリンソナタ」は、古来名曲を育んできた。ブラームスが後世に残したのは以下の3曲だ。
- 1番ト長調op78
- 2番イ長調op100
- 3番ニ短調op108
このうちしばしば「雨の歌」と呼ばれる1番がクララとフェリクス母子に関係が深いことはすでに何度も述べてきた。クララは「心の最も奥深い感じ易い琴線が共鳴する」と日記に書いた。
3番ニ短調もまたヨアヒムとのプライヴェートな二重奏の後で「口に言えないくらい好き」と書き記している。
となると残る2番についてクララが何か言っていないか気になる。
あった。2番を通して弾いたクララは「みじめな気持ちを全部取り去ってくれる」と書いた。次男フェルディナンドの病気から来る気苦労を指していると思われる。
クララはブラームスのヴァイオリンソナタがお気に入りだ。気が合う。今日はクララの誕生日。
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