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2015年10月 3日 (土)

分類パターン314

ヴァイオリンソナ タ第一番第一楽章36小節目の「con anima」の演奏上の処理にテンポが同関与するかの調査をした。その結果をもとに、各演奏を大まかに分類した。「314」とは、その目安だ。

冒頭のテンポを仮に「3」とした。29小節目でテンポが落ちていることを続く「1」が表している。「con anima」の存在する36小節目でテンポが上がり、かつそれが冒頭のテンポより早くなることが、最後の「4」で表されている。
この分類形「314」こそが、以下の通り最も多くのヴァイオリニストが採用するパターンだ。
最も古い1936年録音のハイフェッツから、最新2014年のデュメイの新盤まで、時代を超えて採用されている。テンポ変化のパターンは共通ながら、テンポそのものはMM=120からMM=168まで、多岐にわたる。29小節目での落ち幅、36小節目での上がり幅も様々。
このパターンこそが本調査の結論の1つであるといってよい。

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