鉄道記念日
本日のこのタイトルを見て「おやっ」と思った人はおそらく鉄道好きだ。日本の鉄道記念日は10月14日だから、12月7日付けの記事のタイトルとしては浮き上がる。おそらくそれが違和感の元だ。ところが何を隠そう1835年12月7日ドイツ初の鉄道が開通した日。ニュルンベルク-フュルト間6kmのルートヴィヒ鉄道の開業だ。英国ストックトン-ダーリントン鉄道開通に遅れること5年だ。
ちなみにオーストリアは、1837年11月23日。ウイーン近郊のフローリッツドルフ-ドイチュヴァグラム間13kmが最初だ。
2歳のブラームスがこのニュースを聞いていたとは思えないが、没するまでの間ドイツの鉄道は60000kmまでその路線網を延ばすことになる。その後ブラームスはあちらこちらの鉄道開通のニュースを相当聞いていたと思われる。
残念なことにこのルートヴィヒ鉄道は、1921年11月1日をもって営業を取りやめた。第一次大戦後ドイツを襲ったハイパーインフレに呑み込まれ、およそ87年でその幕を閉じた。線路はその後撤去されてしまい今跡地を見ることは出来ないという。
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