Amabile
「愛らしく」と解されるお気に入りの楽語のひとつ。文字通り何だか「甘い」感じ。
ブラームスにおいては単独使用例はない。「Allegro amabile」としての使用に限られる。ヴァイオリンソナタ第2番とクラリネットソナタ第2番においてともに第1楽章で用いられている。一見しただけでは共通項は無さそうなのだが、この2作品だけがブラームスにとっての「アマービレ」なのだと思われる。手がかりはない。作品番号で言うと100と120だ。晩年の作と思っていい。
「Allegro」であることをしばしば忘れてしまう心地よさである。
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