3大弦楽四重奏団
「ブラームス存命時」のという条件で、独断を駆使して3大弦楽四重奏団を考えた。
<ヨアヒム四重奏団> 1867年創設。クラリネット五重奏曲初演のメンバーを列挙する。クラリネットはミュールフェルトだ。
- ヨゼフ・ヨアヒム 1stVn
- ハインリヒ・デアーナ 2ndVn
- エマニュエル・ヴィルト Va
- ロベルト・ハウスマン Vc
<ヘルメスベルガー四重奏団> 1849年創設。弦楽四重奏曲第1番初演時のメンバーを記す。
- ヨゼフ・ヘルメスベルガー・シニア 1stVn
- ヨゼフ・ヘルメスベルガー・ジュニア 2ndVn
- ジキスムント・バッハリッヒ Va
- ハインリヒ・レーファー Va
<ロゼー四重奏団> 1882年創設。弦楽五重奏曲第2番初演時のメンバーを記す。
- アルノルト・ロゼー 1stVn
- アウグスト・ジーベルト 2ndVn
- ジキスムント・バッハリッヒ Va
- ラインホルト・フンマー Vc
ブラームスとのかかわりを考慮するとこれで決まりか。世界初演を最低1回は任されている。活動当時どれも世界一の折り紙をつけられていた。ブラームスの室内楽作品は、その初演に世界一の四重奏団を起用できたということだ。よく見ると、ジキスムント・バッハリッヒさんは2回現れる。ヘルメスベルガー四重奏団のヴィオラ奏者として弦楽四重奏曲第一番初演にかかわった後、今度はロゼー四重奏団の第二ヴァイオリンとして弦楽五重奏曲第2番を初演した。
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