ザビーネ・マイヤー
クラリネット奏者。カラヤンに認められてベルリンフィルに入団したが、このことで楽団とカラヤンの確執が表面化した。おそらくベルリンフィル初の女性団員だったと思う。そのために話題が先行したが、現在では世界最高のクラリネット奏者の一人だ。
モーツアルトのクラリネット五重奏曲のレコードを持っていた。
彼女の演奏するブラームスのクラリネットソナタの余白に、歌曲「甲斐なきセレナーデ」op84-4のクラリネットバージョンが収録されている。
ブラームスの歌曲の編曲ではチェロのミッシャ・マイスキーが有名だが、たった1曲とは言えこちらも貴重。男女のコミカルな押し問答を題材にした曲だから、キビキビとしたクラリネットの演奏にピッタリだ。
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