卒部優先
昨日、次女の後輩たち38代を盛大に送り出す卒部式があった。次女が部活現役引退をしたスペシャルコンサートのラストで、新一年生を交えてラデツキー行進曲を演奏した。その時の一年生だった子たちの卒部ということで、ひときわ感慨深い。
巣立つ生徒たちは既に学校の卒業式を終えている。そこでは後輩たちがBGMを披露した。後輩の奏でるマイスタージンガーやアダージェットで送り出された。世界最高のオケが学内にあるという幸運を満喫したはずなのに、この卒部にはかなわない。
次女たち36代も同じだが、偶数代の卒部は後輩たちのドイツ公演を目前に控えた時期になる。現役たちはドイツ準備に大忙しの中、先輩たちに花道を用意する。ドイツの直前というシチュエーションが独特の空気を形成する。送り出される生徒たちは、後輩の用意した花道を歩む。メモリアルの演奏もある。顧問特製のサプライズDVDの映写もある。送る方も送られる方も涙にくれる。もちろん親も教師もだ。そしてドイツ公演の経験者でもある卒部生から、ドイツへの熱いエールが発信された。
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