三帝行進曲
西洋史では1805年のアウステルリッツの戦いのことを「三帝会戦」と呼んでいる。フランスのナポレオン、オーストリアのフランツ2世、ロシアのアレクサンドル1世という3人の皇帝が一堂に会したからだ。
ところが本日お題にある「三帝」はメンバーが違う。プロイセン、オーストリア、ロシアの三国同盟を祝って作曲された。先の3人からナポレオンが抜けて、プロイセンのウィルヘルム1世が加わった形だ。
ドイツ語では「Drei Kaiser Marsch」という。プロイセン、オーストリア、ロシアの国歌が順に織り込まれている。オーストリアは例の「皇帝讃歌」である。ブラームスだったら対位法的に処理して同時に鳴らすくらいの芸当を見せてくれたかもしれないが、こちらは単に繋げて聞かせるにとどまっている。
スペシャルコンサートまであと17日
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