カラヤン
言わずと知れた20世紀を代表する指揮者。どこの家にもCDの一枚や二枚はあるものと思われる。我が家にもあるのだが、最もお気に入りの一枚を紹介する。
「Prussian and Austrian Marches」というタイトル。「プロシアとオーストリアのマーチ」と解していい。プロシアはプロイセンで、ビスマルクやモルトケを擁してドイツ帝国の礎となった国。オーストリアはここではハプスブルク帝国とほぼ同義。で、プロイセンとハプスブルクの軍隊行進曲を集めたCDということになる。しかも演奏はベルリンフィルのメンバーで構成されたブラスオーケストラだ。マニア垂涎とはまさにこのことだ。
気品と風格にあふれる。ヒステリックに音を荒げる瞬間は皆無の小粋な演奏だ。あくまでもコントロールされたフォルテシモとバランス。ただただ幸せだ。
スペシャルコンサートまであと6日。
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