聖ゲオルギウス
キリスト教の聖人の一人。ゲオルギウスはギリシャ風な表現だ。英国ではジョージだし、ドイツならばゲオルグになる。彼にはドラゴン退治の伝説がある。ある国にドラゴンが住んでいて毎日羊を捧げていたが、とうとう羊がいなくなり人間を捧げねばならなくなった。くじ引きによって王女が次の生け贄になり悲しんでいたところを通りかかったのが、ゲオルギウスだ。「しからばそのドラゴンを退治しましょう」ということになって、首尾良くそれを果たした。人々がこれによりキリスト教を信じるようになるというオチである。
ヤマタノオロチの話に似ている。馬小屋で生まれた聖徳太子といい時々、ぎょっとするような一致があって面白い。
ブログを運営していて感じることがある。時間という怪物がやってきて毎日1本の記事を食いつぶして行くような感じである。毎日必ず1本の記事を捧げることと引き替えにブログ「ブラームスの辞書」の命脈が保たれている感じである。
記事の備蓄が底を突き、加えて私が毎日の記事を思いつけなくなったら、ブログ「ブラームスの辞書」はそこで歩みを止める。
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