後出し
ジャンケンにおける反則。参入者が同時に意思表示することで公平性が保たれているから、相手の意思を確認してからこちらの意思を決めるのは反則なのだ。サッカーリーグにおけるシーズン最終戦のキックオフが同時刻とされるのも同時による公平性の確保が目的だ。
「先手必勝」というような言葉もあるが、現実には周囲の出方を見てから身の振り方を決めるという姿勢がしばしば見られる。先に意思表示をすると得てしてそれが恰好の攻撃目標にされるからだ。意思表示が十分に練り上げられていないとき、そうしたリスクは避けられない。
ブログ「ブラームスの辞書」ではブラームスに対する自分の意見を先に表明しているようものだ。「私はブラームスをこう考えています」という具合だ。練り上げが足りないと火だるまということもあり得る。
かといってブラームスにまつわる目から鱗の偶然を、誰かに先に言われるのは悔しい。会社生活における、様子見は嫌いではないがことブラームスに関しては、思いついたらまず発信だ。後発者につけ込まれるようでは、練り上げが足りないということだ。
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