コハク
古代の植物の樹脂が地中で石化したもの。実質的に鉱物扱いされる。遠くローマの時代から人類に愛好された。ゲルマン人とローマ人の交易品の代表格だ。ゲルマン側からの輸出品の超目玉である。吸血性昆虫が封じ込められたコハクから、恐竜のDNAを再生をするのには欠かせない素材でもある。
産地はバルト海沿岸。ゲルマン人の故郷とも目される地域。現在世界最大のコハク生産国はポーランドで80%を占める。とりわけグダニスクだ。ブラームスの生きた時代はダンツィヒと呼ばれ、プロイセン領だった。コハクといえばプロイセンだった。
英語で「Ambar」というから、ドイツ語で何と言うか調べたら驚いた。「Bernstein」だった。同名の名高い指揮者がいた。
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