ローマ帝国衰亡史
英国の歴史家エドワード・ギボンの著作。全6巻で第一巻の刊行は1776年。今では日本語訳もある。ローマ研究のクラシックである。
これがブラームスの蔵書から見つかったという情報があれば完璧なのだが、そうも行かない。ブラームスのことだイタリア旅行の下調べの中で、独訳版を読んでいた可能性は高いと思うのだがいかがだろう。
ドイツ帝国創立の功臣モルトケは、1832年に出版社から依頼されて「ローマ帝国衰亡史」の独訳を引き受けたことがある。このときは全12巻物として企画されたが、9巻まで刊行したところで、出版社が企画を打ち切ったらしい。
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