残念なこと
メンデルスゾーンという作曲家が気になっている。書店を徘徊していて残念な情報を見つけた。メンデルスゾーンのピアノ作品の解説書の中だ。
作品解説に先立つ総論があって、その一部で古今の作曲家とメンデルスゾーンの関係が書かれている。その中に目を疑う記述があった。
「ブラームスはメンデルスゾーンを顧慮していなかった」というものだ。
婉曲な表現ではなくほとんど断言されている。しかも困ったことに根拠らしい根拠も示されていない。それ相応の専門家が、書籍という開かれた媒体で断言するからには、荒唐無稽な妄想ということはないだろう。根拠を是非ともお聞かせいただきたいものである。
私個人は、シューベルトに先立ってメンデルスゾーン取り上げたくらいなのだが、どうも水を差された感じだ。
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