皇妃エリザベート
オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の妃。愛称は「Sisi」。本名はElizabeth Amalie Eugenieという。1837年のクリスマスイヴに生まれた。バイエルンのお姫様15歳を23歳のフランツ・ヨーゼフ1世が、イシュルで見染めた。アウグスブルクからミュンヘンを経てウィーンに至る観光街道が「Sisi-Strasse」と呼ばれている。
彼女は何よりもその美貌で名高い。乗馬や狩猟などスポーツで体型の維持に余念が無かったと言われている。33歳になると肖像画を一切描かせなかったと言われている。1882年以降彼女は美容のためにハイキングを取り入れる。彼女が選んだコースが記録に残っているが、現在の地図でたどっても5時間程度のコースであることは確実だ。随行の女官が音を上げ、皇帝が女官を気遣ったとも言われている。ハイキングの途中で住民に気さくに声をかけ、絞りたてのミルクを所望したという。
彼女のハイキングコースはほぼウィーンの森の全域に及んでいる。
1881年にプレスバウムに滞在した他、しばしばウィーンの森に遠足に出かけたブラームスと、道端でバッタリなどということは無かったのだろうか。
今日からささやかなシシィ特集。
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