巡洋艦カイゼリンエリザベート
第一次大戦中のオーストリア海軍の巡洋艦。カイゼリン・エリザベートは「Kayserin Elizabeth」と綴るから「后妃エリザベート」という意味だ。皇帝フランツヨーゼフ1世の后の名前をとった巡洋艦だ。
この艦は、何かと日本と縁がある。まず1894年オーストリア皇太子フェルディナンドが世界周遊の一環で訪日した際に乗ってきた船だ。そして1914年第一次大戦勃発時青島において、日本軍の攻撃にさらされ、自沈している。乗組員は陸上で戦闘を続けたが、力尽きて降伏し捕虜になった。乗組員の一部が千葉県習志野市に収容されていた。
同型の一番艦がフランツヨーゼフ1世という名前だ。皇帝夫妻の名前が巡洋艦に採用されていたということだ。
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コメント
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どなたさまかわかりませんが、貴重な情報をありがとうございます。
投稿: アルトのパパ | 2017年1月 4日 (水) 09時05分
http://forum.worldofwarships.com/index.php?/topic/7869-february-11th-focus-on-sms-kaiserin-elisabeth/
カイゼリン・エリーザベト、こんな船だったようですよ。
日本に何度目かの親善航海に向かっている途中で、日独戦争に巻き込まれてしまった「悲劇の船」です。
習志野捕虜オーケストラの演奏曲目にはシュトラウスはもちろん、レハールやコムツァークなんかたくさん並んでいるんですが、習志野原に響くウィンナ・ワルツ。望郷の調べだったんでしょうねぇ。
投稿: | 2017年1月 3日 (火) 21時57分