プラハへの道
なんといってもプラハがメイン。笑点で言えば大喜利みたいなものだ。ニュルンベルクから高速バスでのプラハ入りも楽しみの一つだ。7時15分発なのだが、あたりはまだ暗い。8時までは明るくならない。押し詰まった12月30日しかも夜明け前だというのに、バス停にはかなりの人が集まって出発を待つ。
快適なハイデッガーなのだが、ほぼ満席のため狭くも感じられた。
定刻より少し遅れて出発。しばらく市内を走ったあと順調にアウトバーン6号線に入る。まだ暗い。チェコとの国境に向けて徐々に標高が上がってゆくのか、木々の梢には霜が降りていて慣れないと雪かと間違える。凍結など慣れっことばかりにバスはかなりの高速で進む。プラハまで直線距離で250kmくらいを3時間少々で走るのだから、のんびりしてもいられないのだろう。
8時には明るくなった。8時44分に国境を越えてチェコに入るが、パスポートなんぞみんな忘れている。注意していなかった長男は、国境を越えたのさえ意識していなかった。道路の標識がチェコ語になっていると気づいたのは少し後だった。
ビールで名高いプルゼニを過ぎるとちらほらと工業団地らしき眺めも増えてくる。アウトバーンを降りて市内に近づくとさすがに風格を感じさせる街並みになる。どんだけ飛ばしたのか、定刻よりも少し前にプラハ中央駅の前に横付けされた。あっけない到着。「間もなく終点」というアナウンスがあったのだろうが、言葉がわからぬせいか唐突な旅の終わりになった。
さてさてプラハだ。
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