文豪たちの話した言葉
記事「作曲家たちの話した言葉」でドイツ系の有名作曲家たちがどのような方言で話していたかを推測した。同じ事を作家でやったみた。ただやるだけではつまらないのでブラームスにテキストを供給した詩人たちに限ることにした。
- Bodenstedt,Friedrich von ハノーファー生 西低地ドイツ方言
- Candidus,Karl August シュトラスブルク生 上部アレマン方言
- Daumer,Georg Friedrich ニュルンベルク生
- Eichendorf,Joseff Freiherr シレジア地方ルヴォビッツ生 シュレジーエン方言
- Freminng,Paul ツヴィッカウ生 ザクセン方言
- Goethe,Johan Wolfgang von フランクフルト・アム・マイン生 ヘッセン方言
- Grohe,Melchior マンハイム生
- Klaus Groth ハイデ生まれ 低地ザクセン方言(平地ドイツ方言)
- Herder Johan Gottfried 東プロイセン生 プロイセン方言(東部低地ドイツ方言)
- Hayse,Paul von ベルリン生
- Fallersleben,Hoffman von ファーラースレーベン生
- Hollty,Ludwig Christoph Heinrich ハノーフアー生 西低地ドイツ方言
- Kopisch,August ブレスラウ生 シュレジーエン方言
- Morike,Eduard シュヴァーベン生 シュヴァーベン語
- Platen,August Graf von アンスバッハ生
- Reinick,Robert ダンツィヒ生
- Schack,Adolf Friedrich Graf von シュヴェリン生
- Simrock,Karl ボン生
- Tieck,Johan Ludwig ハレ生
- Uhland,Ludwig テュービンゲン生
これらの詩人たちは故郷の方言を話しているとすると上記のとおりになる。ブラームスに届けられたテキストが方言で書かれているとは限らない。話し言葉であることが方言の定義であるなら、むしろ文学作品は標準語で書かれている可能性が高い。ブラームス作品のテキストを読んでそれが、方言かどうか判定できるようになったら凄いと思う。
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