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2017年8月 5日 (土)

瓶首効果

「びんくびこうか」と読む。数学それも統計あるいは確率論の用語だ。高校の頃知ったが今でも言うのだろうか。

赤青黄緑のビーダマ各25個を瓶の中に入れる。この中から1個取り出す場合、各色の出る確率はどれも25%になる。確率の初歩だ。ところが4個を続けて取り出す場合各色1個ずつになるかというとそうは行かない。計算すると各色1個ずつになる確率は約10%でしかない。

取り出すサンプル数が十分に多いとは言えない場合、取り出されたサンプルの組成は、元の母集団の構成比と大きく違ってしまうことがある。これを瓶首効果というのだそうだ。まるでキュッと細くなった瓶の出口が悪戯をしているかのようなのでこのような名前になったと思われる。

アメリカ原住民は、アジア起原とされているが、血液型の構成比はアジア人とは大きく異なっている。このことを論理的に説明する理屈が瓶首効果である。アジアからアメリカに移った集団の血液型組成がアジア人の構成比と偶然かけ離れていたと説明し得る。

ブログや本の読者に公開されている記事から私自身のキャラがどれだけ伝わるかに関係がある。私の全人格が瓶の中全部のビー玉で、取り出されたビー玉が本やブログだというわけだ。瓶首効果の理屈によると、もしもブログや本で私のキャラが相当程度正確に伝わるとするなら、それは発信した情報が取るに足らぬ量では無くなったからだと解し得る。

望むところである。

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