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2017年9月10日 (日)

説得力と演奏能力

学生時代オーケストラに所属していた経験から見て、楽器の演奏が上手い奴の意見には説得力があったと思う。同じ内容でも楽器の上手い奴が口にすると浸透度が違ったと感じていた。

コミック「のだめカンタービレ」でもR☆Sオケの練習中に、千秋真一が自らヴァイオリンを手にとってニュアンスを伝える場面があった。スコアから読み取った解釈をただ言葉で説明するだけよりも数段説得力があるのだと思う。

私としては、ブラームスに対する思いや、作品解釈の深さは演奏の能力との間にはあまり強烈な相関関係はないと思っているのだが、現実は厳しい。私がブログや本でどんだけのことを語っても極上の演奏の前には寝言でしかないのだ。その手の名人は深く考えずに本能の赴くままに弾いただけで聴衆を虜に出来るようにも見える。少なくとも屁理屈が勝っては邪魔なだけだと思わせるものがある。

そんなことは重々承知で屁理屈をコネている。音楽の中の演奏という側面に十分な敬意を払いつつ、演奏とは別の手順で楽譜から何かを読み取りたいのだ。残念なことに読み取った結果を音に変換するテクに傷を負っているが、読み取ることをやめることは出来ない。

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