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2017年9月 4日 (月)

記譜法

5本一組の直線と、その上に記された玉の相対的な位置で音高を伝える現在の記譜法は、先人たちが工夫に工夫を重ねて練り上げたものだ。バッハの時代にはほぼ現代の形になっていた。もっと昔にはいろいろな記譜法が存在したが、現代では骨董的価値を主張するばかりになってしまっている。

現在世界を席捲するクラシック音楽だが、記譜法の貢献は計り知れない。

ブラームスが友人ヴィトマンに語ったところによれば、小学校入学以前、おそらく7歳前にブラームスは自己流の記譜法を編み出していたという。等間隔に並べた線と黒い玉を組み合わせて旋律を表現出来たと語っている。

もちろん現物は残っていない。

彼はやはり演奏家ではない。根っからの作曲家なのだと思う。

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