テンポ芋
「Tempo Ⅰ」は「元のテンポで」と解されて何の疑問も無い。読むときには注意が要る。「テンポイチ」ではなく「テンポプリモ」と読まねばならない。ところが私には恥ずかしい思い出がある。
元々これをどう読むかを知らずに過ごしていたことが原因だ。大学2年の冬にブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」に挑んだ。その楽譜の中に「Tempo Imo」がたくさん出て来るのだ。実はこれこそが「Tempo I」を「テンポプリモ」と読むことの証拠なのだが、私は「テンポ芋」と読んでみんなに笑われた。
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