音の無い音楽
趣味はと問われれば迷わず「音楽」と答える状況がもう40年以上続いている。ジャンルはと問われれば、「クラシック」と即答する。実はけして問われる事はないが、それがさらに3つに分かれている。「音楽を聴くこと」「楽器を弾くこと」「音楽を考えること」である。これに「作曲すること」と「歌うこと」が加われば完璧なのだが、そちらは諦めている。
このうちの3つ目「音楽を考えること」は、私にとっては立派な音楽になっている。本日のお題「音の無い音楽」だ。厳密な話をすると頭の中で音は鳴っている。この3つが互いに補い合いながらクルクルと回っているのが私の音楽だ。どれが欠けてもいけない。
そしてそして何を隠そう「音楽を考えること」をもう一歩進めた言い方にすると「考えを深めること」にたどり着く。ひいてはそれが「音楽の聴き方」「楽器の弾き方」に影響を及ぼす。
「ブログを書くこと」は「音楽を考えること」の一環になっている。浮かび上がった考えを整理し、検証し裏付けを取るという重要な役割を担っている。
バカにしていはいけない。この3番目の音楽はきっと、身体が動かなくなっても、耳が遠くなっても、最後まで残る音楽だ。ブラームスは頭の中で鳴ることをやめないだろう。
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