美しき年の瀬
やはりオケフェスは年末でないと。
新装なった日本青年館での初オケフェスだ。唯一24回すべて出場という次女の母校後輩たちが、参加72校の大トリを務めた。
演目は、熟成を重ねたRコルサコフ「スペイン奇想曲」だ。管楽器はもちろん弦楽器にも厄介なソロがちりばめられている。けれども、ソロの出来不出来はもとより些細なことだ。乙女たちが音楽に込めようとした気持ちの方がずっと尊い。
他校との比較を試みることさえはばかられる圧倒的な演奏なのに、ちっとも威圧的ではない。
終演後の拍手喝采は物足りないほど。すごいものを見たとしか言葉が継げない。
これで正月が来る。
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