さすが楽聖
坂東俘虜収容所のオケの演目が詳しく記録されている。
作曲家別の交響曲演奏頻度ではベートーヴェンが抜きん出ている。ハイドンとシューベルトが少々あるほかは全滅だ。マーラー、チャイコフスキー、ドヴォルザークはもちろんブラームスも全滅。
一方のベートーヴェンは、交響曲なら9番を含む4曲がある。コンチェルトだってピアノ協奏曲第1番とヴァイオリン協奏曲がある。室内楽も少し演奏されている。
ブラームスはハンガリア舞曲第5番があるくらい。
1918年と言えばブラームスが没してからまだ20年しか経過していない。ブラームスを知る人がまだまだ存命中だ。ちゃきちゃきの現代音楽なのだと思う。
坂東や習志野でブラームスの交響曲が日本初演されていたら、20本くらいは記事を稼げたはずだ。
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コメント
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おお。貴重な情報ありがとうございます。
投稿: アルトのパパ | 2018年2月16日 (金) 05時08分
ネットで
久留米「収容所楽団」指揮者オットー・レーマンの生涯
という論文を検索していただくと、久留米収容所ではブラームスの室内楽作品が盛んに演奏されていたようです
投稿: | 2018年2月15日 (木) 22時45分