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2018年1月15日 (月)

教会からの離脱

ブラームスは、ウイーン楽友協会芸術監督の座にあったこともあって、バッハの宗教作品を何度か上演している。それぞれの演目は、キリスト教の祝日に合わせて作曲されているので、以下にそれを列挙する。移動祝日もあるので2018年の暦を付記しておく。

<BWV4>復活祭当日 4月1日

  1. 1858年秋 デトモルト
  2. 1873年3月23日 ウィーン

<BWV8>三位一体節後第16主日 9月16日

  1. 1873年4月6日
  2. 1873年4月8日

<BWV21>三位一体節後第3主日 6月17日

  1. 1857年秋 デトモルト
  2. 1867年11月7日 ウィーン

<BWV34>復活祭当日 4月1日

  1. 1875年1月10日 ウィーン

<BWV50>第天使ミカエルの祝日 9月29日

  1. 1873年12月7日 ウィーン

<BWV60>三位一体節後第24主日 11月11日

  1. 1873年12月7日 ウィーン

<BWV244> マタイ受難曲 

  1. 1875年3月25日 ウィーン

<BWV248> クリスマスオラトリオ

  1. 1864年3月20日 ウィーン
  2. 1874年4月19日 ウィーン

見ての通りだ。ウィーン楽友協会音楽監督として、シーズンのプログラムを決定する際、演目にバッハの宗教曲を選んでいながら、本来の用途通りの日に演奏しているわけではなかった。わずかにBWV4とマタイ受難曲だけが、復活祭近くに演奏されている。さすがに復活祭当日にコンサートははばかられたか、復活祭前1週間程度なら、復活祭を意識したと考えられるが、他の演目は全くこだわっていない感じがする。

バッハのカンタータが本来の作曲意図から外れ、純粋な音楽作品としてプログラムに取り込まれたと関さざるを得ない。

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