オルガン作品の大分類
オルガン作品は、以下の通り2種類に大別出来る。
- 定旋律に準拠している作品
- 定旋律に準拠していない作品
なんのことやらさっぱりだ。ここでいう「定旋律」とはほぼ「コラール」と解していい。地味に重要なのはそのコラールの作曲者が自分自身ではないという点である。
ということはつまり「定旋律に準拠している作品」とは宗教的色彩を色濃く帯びているということだ。「コラール前奏曲」がその代表だ。
今一つの「定旋律に準拠していない作品」は、しばしば「オルガン自由曲」と称されている。「トッカータとフーガニ短調」「小フーガト短調」もこの中に属する。キリスト教の影響を直接的には受けていない。
ブラームス最後の作品「オルガンのための11のコラール前奏曲op122」は、上記分類で申せば1番「定旋律に準拠している作品」ということになる。
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