ブラームス神社

  • 道中安全祈願

おみくじ

  • テンプレート改訂しました

独逸日記

  • ドイツ鉄道博物館のおみやげ
    2012年3月28日から4月4日まで、次女の高校オケのドイツ公演を長男と追いかけた珍道中の記録。厳選写真で振り返る。

ビアライゼ

  • Schlenkerla
    自分で買い求めて賞味したビールの写真。ドイツとオーストリアの製品だけを厳選して掲載する。

カテゴリー

« ハーモナイズドコラール | トップページ | バロック特集総集編① »

2018年2月27日 (火)

再び民謡と賛美歌

民謡と賛美歌が、ドイツ庶民生活の両輪だと書いた。今またその話題だ。

CPEバッハの功績、バッハの「4声のコラール集」は、賛美歌定旋律への和声付与の手本として歓迎されはしたのだが、いかんせんピアノ独奏用で、テキスト抜きだった。賛美歌一行目がタイトル代わりに付与されているものの、実際に歌うには不便も生じた。

さすがにそこはドイツで、歌いたい人用にテキストを補った楽譜が出版された。初めてテキストを付与した楽譜の校訂者を見て驚いた。ルートヴィヒ・エルクだ。ブログ「ブラームスの辞書」が民謡特集を展開した際の主役の一人であった。ブラームスとはその民謡観が正反対で論争となったくらいだ。そういえばエルクの肩書は民謡学者、作曲家に加えオルガニストもあった。コラールへの造詣が深くて当然だ。

タイトルとなった一行目の歌詞から、テキスト全体像にたどりつくのは簡単そうで奥が深い。テキスト内容に応じて和声を変えるバッハの面目躍如な話だ。その点をも考慮してテキストを補ったエルクの功績は高く評価されている。

民謡研究の第一人者が、コラール集の校訂をしているというだけで、民謡と賛美歌の密接な関係がうかがえる。

« ハーモナイズドコラール | トップページ | バロック特集総集編① »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 再び民謡と賛美歌:

« ハーモナイズドコラール | トップページ | バロック特集総集編① »

フォト

ブラームスの辞書写真集

  • Img_0012
    はじめての自費出版作品「ブラームスの辞書」の姿を公開します。 カバーも表紙もブラウン基調にしました。 A5判、上製本、400ページの厚みをご覧ください。
2025年3月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ