分類の手法
記事「コラダス」で、バッハ、ブクステフーデ、パッヘルベル、テレマンのオルガンコラールの元になったコラールをデータベース化したと書いた。本日はその方法を紹介する。
まずはこの4名をアルファベット順に並べる。結果は下記の通りとなる。
- Bach
- Buxtehude
- Pacchelbel
- Telemann
もしそのコラールに4名すべてがオルガンコラールを残していたら、「1111」と略記する。先頭の「1」がバッハを現し、2番目の「1」がブクステフーデを現し、以下パッヘルベル、テレマンと続く。その作曲家が取り上げていない場合は「0」を据える。
もしそのコラールをバッハしか採用していない場合「1000」となる。採用の有無を「1」「0」で現わし、桁数が作曲家を示す。「1」と「0」だけで構成されるこの4桁の数値を2進法の数値とみてこれを10進法に換算する。
- 0001 テレマンだけが採用している。
- 0010 パッヘルベルだけが採用している。
- 0011 パッヘルベルとテレマンが採用している。
- 0100 ブクステフーデだけが採用している。
- 0101 ブクステフーデとテレマンだけが採用している。
- 0110 ブクステフーデとパッヘルベルが採用している。
- 0111 バッハだけが採用していない。
- 1000 バッハだけが採用している。
- 1001 バッハとテレマンが採用している。
- 1010 バッハとパッヘルベルが採用している。
- 1011 ブクステフーデだけが採用していない。
- 1100 バッハとブクステフーデが採用している。
- 1101 パッヘルベルだけが採用していない。
- 1110 テレマンだけが採用していない。
- 1111 全員採用している。
本データベースの抽出条件として、「この4名の少なくとも一人が採用しているコラール」ということなので、「0000」はあり得ない。よって考えられる組み合わせは上記15種類となる。
この手法で143のコラールをひとまず分類する。
結果はおいおい。
« コラダス | トップページ | コラール・ハンドブック »
コメント