ブラームス神社

  • 道中安全祈願

おみくじ

  • テンプレート改訂しました

独逸日記

  • ドイツ鉄道博物館のおみやげ
    2012年3月28日から4月4日まで、次女の高校オケのドイツ公演を長男と追いかけた珍道中の記録。厳選写真で振り返る。

ビアライゼ

  • Schlenkerla
    自分で買い求めて賞味したビールの写真。ドイツとオーストリアの製品だけを厳選して掲載する。

カテゴリー

« 二十三回忌 | トップページ | オルガンの設置場所 »

2018年2月 2日 (金)

棚からフーガ

このところオルガン作品に親しんでいるせいか、自室でのパソコンワークのとき、オルガン作品を聴いていた。突如聞き覚えのある旋律が聞こえてきて、キーボードを打つ手が止まった。

BWV539を背負った、「前奏曲とフーガニ短調」のうちの後半フーガだった。

おおってなもんだ。

聞き覚えがあるのも当然で、それは無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番ト短調BWV1001の第二楽章だった。名高いフーガである。オリジナルはト短調だけれど、オルガンへの転写にあたって4度低いニ短調に移調されたという訳だ。ヴァイオリン最低音の「G」は、オルガンとしては中音域だからかもしれない。フーガだけを借用して先行する前奏曲はオリジナルを付加してある。

いやいや、これがまたとても楽しめる。ヴァイオリン独奏では重音の超越技巧を駆使して、ソロでポリフォニーの再現という点が注目だが、オルガンではそういう興味は薄れる。ゆったりと純粋に響きを楽しめる。バッハが志向した本来の和声の移ろいをじっくり堪能することで、ヴァイオリン版を聴くときの心構えも変わる感じだ。

« 二十三回忌 | トップページ | オルガンの設置場所 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 棚からフーガ:

« 二十三回忌 | トップページ | オルガンの設置場所 »

フォト

ブラームスの辞書写真集

  • Img_0012
    はじめての自費出版作品「ブラームスの辞書」の姿を公開します。 カバーも表紙もブラウン基調にしました。 A5判、上製本、400ページの厚みをご覧ください。
2025年4月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
無料ブログはココログ