レーガー
1896年、ブラームスの死の前年だ。マックスレーガーは「JSバッハの亡き魂に」op16をブラームスに贈った。オルガン組曲である。ブラームスに対する献辞が添えられていて、ブラームスがたいそう喜んだという。
もともとレーガーはバッハ好きである。バッハの主題による変奏曲も書いている。それだけなら「レーガーさんもバッハをお好きなのね」で終わるのだが、「JSバッハ」を冠した作品をわざわざ献辞をつけてブラームスに贈るとなると話は別だ。
ブラームスもバッハ好きである前提がないとあり得ぬ話だ。好意を相手に伝える場合、相手の気に入るものを贈るのが自然だ。つまりブラームスのバッハ好きをレーガーが知っていたということだ。
本日3月19日はレーガーの誕生日だ。
大問題がある。CDがなかなか見つからない。
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