ブラームス神社

  • 道中安全祈願

おみくじ

  • テンプレート改訂しました

独逸日記

  • ドイツ鉄道博物館のおみやげ
    2012年3月28日から4月4日まで、次女の高校オケのドイツ公演を長男と追いかけた珍道中の記録。厳選写真で振り返る。

ビアライゼ

  • Schlenkerla
    自分で買い求めて賞味したビールの写真。ドイツとオーストリアの製品だけを厳選して掲載する。

カテゴリー

« 復活の回避 | トップページ | テキストの一致 »

2018年4月22日 (日)

数合わせとしての「45」

バッハが数字合わせ好きであったことは、よく語られている。「Bach」というスペリングを「B=2」「A=1」「C=3」「H=8」とみなして、その合計値「14」にこだわっていた話がその代表格だ。

本日はその系統の話題。

オルガン小曲集と通称される「Orgelbuechelein」はBWV599から644まで全45曲からなる。このうち33曲は教会暦上のイベントをトレースする内容で、キリストの生涯33年を示す。残り12曲はよく使う賛美歌の編曲で、12人の弟子を表す。万軍の神ヤハヴェを示す文字列「IHVH」を先の法則に照らし数値化すると45になる。

これら数に対する諸説の取り扱いには慎重を期するに越したことはないが、本日あえて話題にするのは、「45」がドイツレクイエムの作品番号に一致するからだ。ブラームスは、出版社に最終原稿を渡す際に、すでに自作の作品番号を顧慮していた。1868年10月のドイツレクイエム出版前後は、相次いで歌曲が出版されていた。作曲済の歌曲数曲をいくつかまとめて出版社に渡すという方法は、ドイツレクイエムを意図的に「45」に割り付けるにはうってつけだ。

« 復活の回避 | トップページ | テキストの一致 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 数合わせとしての「45」:

« 復活の回避 | トップページ | テキストの一致 »

フォト

ブラームスの辞書写真集

  • Img_0012
    はじめての自費出版作品「ブラームスの辞書」の姿を公開します。 カバーも表紙もブラウン基調にしました。 A5判、上製本、400ページの厚みをご覧ください。
2023年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ