ドイツレクイエムの源流
記事「宗教改革500年記念CD」のDISC2トラック15、16、17に驚くべき作品が収録されていた。
- 15 Thomas Selle:Die mit traenen saeen
- 16 Andeas Hammerschmidt:Wie lieblichsind deine Wohnungen
- 17 Heinrich Schuetz:Sielig sind die Toten
15「涙とともに種を蒔くものは」としてブラームスの「ドイツレクイエム」op45の第一楽章第二部に現れる。16「あなたの住まいは愛すべきかな」は、同じくドイツレクイエムの第4楽章冒頭だ。17「今から後、主にあって死すものは幸いである」はフィナーレ第7楽章冒頭だ。
ドイツレクイエムに先行する先輩作曲家をきっちりトレースする意味合いがあった。ブラームスの視線はバッハよりさらにさかのぼる前期バロックを飛び越えて、ルターの時代そのものを見据えている。
« 宗教改革500年記念CD | トップページ | ドイツレクイエム初演150周年 »
コメント