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2018年6月 4日 (月)

全集に物言い

バッハ、パッヘルベル、ブクステフーデ、それにテレマンもだ。彼らのオルガン作品全集のCDを入手し、ブックレットを開くと愕然とする。

バッハなら最低12枚組、ブクステフーデだと6枚、パッヘルベルは7枚、テレマンはチェンバロ作品込みで5枚だ。

テレマン以外作品の収録がほぼランダムだ。ジャンルごとになっていない。オルガン自由曲とコラール作品がほぼ無秩序に収録されている。作品目録番号順でも、作品のアルファベット順でも作曲順でもない。目当ての曲にたどり着くには時間がかかる。ヴァルヒャの新録音には索引が完備しているのは、そうしたユーザーの声に配慮した結果かもしれない。

ブラームスで「全集」を謳ったCDボックスは、もっと整合性がある。少ない枚数にして価格を抑えるという事情はあるにはあるだろうが、そのためにランダム配列になるくらいならもう一枚増えてもいいから何らかの整合性を付加してほしい。

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