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2018年6月15日 (金)

ヴァイオリン部門

<イタリア代表>

  1. GK   1  Carlo Farina
  2. DF   2  Giovanni Antonio Pandorfi Mealli
  3. DF   3  Gioseppe Torelli
  4. DF   4  Arcangero Corelli
  5. DF   5  Thomaso Antonio Vitalli
  6. MF   6  Thomaso Albinoni
  7. MF   7  Antonio Vivaldi
  8. MF   8  Francisco Geminiani
  9. MF   9  Fransisco Maria Veracini
  10. FW  10  Giuseppe Tartini
  11. FW  11  Pietoro Locatelli

<ドイツ代表>

  1. GK  1  Johann Heinrich Schmelzer
  2. DF  2  Dietrich Buxtehude
  3. DF  3  Heinrich Ignaz Franz von Biber
  4. DF  4  Johann Philipp Krieger
  5. DF  5  Johann Jakob Walther
  6. MF  6  Johann Pachelbel
  7. MF  7  Philipp Heinrich Erlebach
  8. MF  8  Georg Philipp Telemann
  9. MF  9  Georg Friedrich Handel
  10. FW 10  Johan Sebastian Bach
  11. FW 11  Johan Georg Pisendel

昨日の記事「架空決勝戦」の続き。バロック時代の作曲家をドイツとイタリアに分けて生年順に並べた代物。お気づきの向きも多かろう。これらのメンバーはヴァイオリン音楽という分野の人たちだ。イタリアの本領であるオペラ部門は根こそぎ脱落している。私の好みの反映なのだが、オペラだとドイツ側でメンバーがそろわない。そこは声楽全般に広げる手もあるが、ヴァイオリン優先は私の耳の都合だ。

イタリアの面々は本当に多彩だ。ヴァイオリンという楽器がイタリアの民族楽器であることが身に染みる。もともとオペラや声楽の伴奏楽器でしかなかったヴァイオリンが卓越した演奏家兼作曲家の登場で合奏の主役に躍り出た歴史そのままとなる。日本ではとかくヴィヴァルディなのだと推測されるが、聴き比べは本当に楽しい。

ドイツ側はそのイタリアを模倣した。最年長のシュメルツアーはイタリア側最年長のファリーナより23歳年下だ。コンチェルトの台頭がハッキリとイタリアより遅れる。7番目のエルレバッハあたりまではソナタばかりである。ネームヴァリューとしてテレマン、ヘンデル、バッハは確かにまばゆい光を放つが、華麗さという点でイタリアには及ばないと感じる。ドイツ偏重の音楽教育を離れて、本場イタリアとの対比という聴き方も十分楽しめる。

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