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2018年6月 5日 (火)

オルガンタウン

バッハ以前のオルガン音楽の作曲家を調べていると面白い現象に出会う。ハンブルクに関係する人物が多いのだ。たどりついた職務はほぼオルガニストだ。

  1. ヤコブ・プレトリウス1世(1530?-1586) 聖ヤコビ教会
  2. ヒエロニウム・プレトリウス(1560-1629)  聖ヤコビ教会
  3. ヤコブ・プレトリウス2世(1586-1651) 聖ペトリ教会
  4. ハインリッヒ・シャイデマン(1595-1663) 聖カタリーナ教会
  5. マティアス・ヴェックマン(1616?-1874) 聖ヤコビ教会
  6. ヤン・アダム・ラインケン(1643-1722) 聖カタリーナ教会
  7. ヴィンツェント・リューベック(1654-1740) 聖ニコライ協会

彼らの共通点は、ハンブルクの教会のオルガニストであることなのだが、もう一つオランダ・アムステルダムのヤン・ピーテルスゾーン・ズヴェーリンクの薫陶を受けたということだ。つまりはネーデルランド楽派のドイツへの拡大と見ることができる。

アムステルダムに近いハンブルクは、ハンザ都市として隆盛を極め、貿易による富が集中しており、早くから宗教改革を受け入れたという背景もあって、各教会に壮大なオルガンが設置された。

トゥンダー、ブクステフーデ、ベームがいたリューベックとともにオルガンの北ドイツ楽派を形成していたと思われる。

こうした伝統をハンブルク生まれのブラームスが知らぬはずはない。

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