お盆のファンタジー33
「忘れていた」と言い訳しながら、CDを1枚出して「私からの贈り物だ」と付け加えた。ジャケットには手書きで「お疲れ様」と書いてある。収録は下記の通り。
- 2013年 マスカーニ 「カヴァレリアルスティカーナ」間奏曲
- 2011年 ラヴェル 「ラヴァルス」
- 2012年 ショスタコーヴィッチ 交響曲第5番第4楽章
- 2013年 ブラームス ピアノ五重奏曲 第3楽章
- 2014年 ドヴォルザーク 序曲「謝肉祭」
- 2015年 リスト 交響詩「レプレリュード」
- 2016年 マーラー 交響曲第5番よりアダージェット
- 2017年 サンサーンス 「バッカナール」
- 2018年 Rコルサコフ 「スペイン奇想曲」
- 2017年 シベリウス 「フィンランディア」合唱付き。
- 2013年 シェーンベルク レミゼラブルより「民衆の歌」
作曲家が重複しないように工夫したとどや顔。2013年はあなたの室内楽だがと水を向けると、もじもじと「気に入らんか?」と私の顔を覗き込んできた。「だから代わりにレミゼを最後に入れておいた」とは、空気の読める男だ。「ありがとう」と言って全力で手を握り返した。
まさに現代のピエタだとブラームスさんがため息をつく。このレベルがずっと維持されているとは驚きだとも付け加える。
全てお見通し、毎度のことながら目端の利くブラームスさんだ。
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