Rochuskirche
2日目8月10日の最初の訪問先だ。旅行恒例の「朝飯前の散歩」を悠々とこなしてから朝食をとっての出発だった。チェックアウトは済ませたもののスーツケースはフロントに預けた。列車でライプチヒに向かうのは夕方だからそれまで預ける。中央駅至近というホテルの立地はありがたい。
さて、ほぼ「ロフスキルヒェ」と読んでいい。ニュルンベルク中央駅からUバーン3号線で3つめプレーラーで下車する。
あっけなく着いた。大伽藍もいいが、こちらのたたずまいも癒される。
説明を少々。1517年ころ、つまり宗教改革のころだ。ニュルンベルクはペストに襲われてたくさんの人が亡くなった。病気を恐れて、城壁内側での遺体の埋葬が忌避された結果、埋葬場所が城壁外に求められた。その一つがこのロフスキルヒェらしい。パッヘルベルの死因はペストではなかったが、埋葬は城壁外にされた。
で、墓地の様子は下記。
花盛りな感じ。ほんっっとに美しい。パッヘルベルがこんなに美しいところに葬られていることにほっとした。探し当てるのに苦労したけれど見つけた。
あまりに質素、あまりに普通で涙が出た。そして季節は夏。人々に持ち寄られた花たちが咲き競う。
奇妙なことに、ニュルンベルクにとってのパッヘルベルは、ライプチヒにとってのバッハとは、位置づけが大きく違う。この先ずっと感じさせられた感触に満ち溢れた墓地だった。
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