ツアーペット
真夏の一人旅にぴったりのペットを連れて行った。
見ての通りのペットボトルホルダーだ。黒猫の形をしている。性別はオスと決めつけて名前は「ゼバスチャン」。ボトルを収納することで適度に丸みを帯びる。「危険な暑さ」の日本よりはマシとは言え、ドイツも夏である。移動の中心は列車ながら、市内観光は徒歩も多い。水分供給はビールだけというわけにもいかぬから実用的である。
愛用のリュックにもぴたりと収まり、後方への愛嬌散布を受け持った。「怪しいものではありません」オーラの発散をしてもらった。
ホテルの自室に置かれれば癒しの供給にも一役買った。愛玩動物の「ペット」と、ペットボトルホルダーが寒い駄洒落を形成し、真夏にぴったりである。
想定外の効果は、ドイツ人に受けたことだ。レストランで食事をした後。会計を頼むとき「ツァーレンビッテ」と声掛けする。同時に「ツザーメン」というと係の人は怪訝な顔をする。無理もない。「ツザーメン」は複数人での会計をまとめてという意味で、お一人様の客が使うことはないからだ。そこでセバスチャンを指さして「ツザーメン」と言い直すと、100%爆笑になる。
彼を、報告記事に添える写真に写しこむことで、本当に私が現地で撮影した証拠になる。実はこれが最大の狙いだ。
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コメント
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<ポコフォルテさま
この先セバスチャンがご案内いたします。
投稿: アルトのパパ | 2018年9月 3日 (月) 17時50分
おかえりなさい。
セバスチャン可愛らしくて。
さらに、ご愛用のDBリュックサックはさすがです。ドイツ鉄道の旅の達人でいらっしゃいます。
投稿: ポコフォルテ | 2018年9月 3日 (月) 04時49分